Kinesis キーボードをお掃除のために分解しました
つい先日、小さなプラスチック片がふとした瞬間にキーボードの中に入ってしまい、とれなくなってしまいました…。
ちょうどいい機会(?) なので、掃除も兼ねて分解することにしました。
せっかくなので、Kinesis キーボード の中がどうなっているかも激写しておきました。
Kinesis キーボードって何?という方はまずはこちらをご覧ください。
クセになるキーボード Kinesis Advantage USB Contoured Keyboard
キートップをはずす
その前に、キーボードをデジカメで撮っておくといいです。(キートップを戻すときのガイド用に!)
Kinesis を購入したときについてくる不思議な工具。
これがキーを外すための道具です。
キーの隙間に差し込むと、ぱちっと音がしてキーが挟まれます。
そのままキーに対して垂直に引き抜きます。
垂直に引き抜くと抵抗なく抜けますので、引き抜けないときはキーの傾きをしっかり見てから引き抜く方向を調整してみてください (むりやり引っ張ると壊れてしまうので注意)。
すべて外すと、こんな感じになります。
キートップはなくさないよう、左手側・右手側に分けておくのがおすすめ。
ちなみに、この段階ではキーボードの中に落としてしまったプラスチック片は見つかりませんでした…。
なんとかして取り出そうとひっくり返したりするのがあだとなり、すっかりキーボードの奥底にいってしまっているようです。
余談:Cherry社のキースイッチについて
キートップを外したら、「なんだか板チョコみたい…」とかつまらないことを考えていたのですが、これがまたこだわりのものらしいので紹介。
キーを外したこの下の部分、キースイッチと呼ぶそうです。(ここがキータッチに関わってくる部分)
この部分よくよく見ると…「CHERRY」と書いてあります。
CHERRYとはドイツにあるチェリー社のことで、高品質キーボードメーカーとして有名らしいです(いま調べた)。
ゲーマー向けにも採用されているようで、キータッチ命!な人なら誰でも知っている…そうです(ごめんなさい)。
さて、Kinesis Advantage Contoured キーボードにはこのチェリー社のキースイッチ MX tactile feel(ergonomic)/茶軸 が採用されています。
打鍵音が小さく「カチカチ(コツコツ)」と鳴り、押し下げ感が軽いのが特徴なんだそうです。
柔らかく打っていても打鍵音がするので、きちんとタイピングできている感じがします。
いままで気にしてませんでしたが、チェリー社の茶軸を使ったキーボードはあまり手に入らない(少なくとも量販店にはおいてないかも…)そうです。
「茶軸好き!」なKinesis未経験な方がいらっしゃいましたら、この機会にKinesisキーボードもお試しください!(お安くなったしね!)
キーボードを開ける
奥に落ちてしまったものを取り出すには、キーボードを開けるしかありません。やってしまいましょう。
キーボードをひっくり返すと、裏にネジが6つ確認できます。これは通常のプラスドライバーで開けられます。
ネジを取り外したら、手前からゆっくり底を持ち上げます。
底面にある小さな基板とキーボード基板はケーブルで繋がれているので、力いっぱい開けないように注意します。
これが Kinesis キーボードの中身です。
基板が曲面を作っているのが分かります。この形状のおかげで、タイピングしやすいのです。感謝。
この辺りにはメモリとかが搭載されているのかな…?
底面側についているUSBハブのところには小さな基板がついています。
フットスイッチを接続するための専用ケーブルもここから延びています。どちらも使ったことはありませんが…。
お掃除します
キーボードの底を持ち上げたら、探していたプラスチック片が出てきました。
掃除機で吸い取って、掃除は完了。
キースイッチ側は小さな刷毛を使ってホコリを取り除きました。
元に戻す
掃除が完了したらキーボードを閉じて、底をネジで留めます。
キーキャップはアルコールティッシュなどで軽く拭いたあと、スイッチに戻します。
キーの配列がわからなくなってしまったら、キャップを外す前に撮影した写真を確認すれば間違いがなくて済みます。
ゴミもすっかりとれて、ピカピカ。
定期的な掃除はした方がいいかも…。