文旦ピールを作った
先日、文旦をたくさんいただいたので、せっかくだからと文旦ピールなどというものを作ってみることに。
文旦の皮にはサンショオールという辛み成分があります (山椒に由来するそうな)。
これがけっこうピリピリと舌に残って気になるので、この刺激を感じないような、さわやかな味を目指してみました。
文旦ピールの作り方
急にはじまるレシピ的なもの。また文旦をいただいたら作ろうという意気込み。
下準備
まずは、文旦を丸ごと洗います。
野菜にも使える台所用洗剤か、なければ塩を使ってこすり洗いします。
砂糖は皮の重さとほぼ同じくらいの量(80%~100%くらい)を使います。
手順1: 皮の表面をけずる
辛みを追い出したいので、チーズシュレッダーで皮の表面を軽くそぎ落とします。
(この手順は皮を剥く前、剥いた後、どちらでもいい)
写真左の文旦は皮を剥く前に表面を削ったもの。右がそのまま。
皮を剥いた後に削ってみたけど、文旦の皮はしっかりしているのでやりづらいということはなかったです。
手順2: 皮をお好みのサイズにカット
スティック状に仕上げたかったので、細長くカットしてみました。
ただ、この後の乾燥が結構面倒なので、太くしたほうがやりやすいかも。
この辺りはお好みで…。(次やるときは太く切りたい)
ここで皮の重さを量っておきます。砂糖は皮の重さの80~100%くらいを使います。
手順3: 皮を3回ほど茹でこぼす
カットした皮は鍋に入れ、全体がかぶるほどの水を入れて3回ほど茹でこぼします。
(茹でこぼすとは、茹でたお湯を捨てること)
ぐつぐつして5分くらい待ってからお湯を捨て、再び水を入れて茹でて…を3回繰り返します。
皮を実際にかじってみて、舌に刺激のある辛みがなければ完了。
(刺激を感じたら茹でこぼしを追加する)
手順4: 一晩ほど水につけておく(省略可)
茹でこぼしが終わったら、時間がある場合は水にさらして一晩おいておきます。
時間がなければそのまま次の作業へ。
手順5: 砂糖を入れて、皮を煮詰める
鍋に砂糖を入れたら、弱~中火くらいで煮詰めていきます。 こげないように注意しながら、水分がなくなるまでやります。
手順6: 予熱した100℃のオーブンで乾燥する
煮詰め終わったら、オーブンの天板にクッキングシートをひいて皮をくっつかないように並べていきます。
100℃に予熱したオーブンで50分くらい焼いて乾燥させます。
並べるのはかなり手間です…。
手順7: 熱が取れたら、グラニュー糖をまぶす
オーブンで乾燥させた後、しばらく熱を冷まします。
しっかり熱が取れたら、軽くグラニュー糖をまぶします。
(グラニュー糖をまぶしたあと、一晩たつと更にしっかり乾燥されていました)
これで完成です。
表面を削ってしまったから風味が落ちたかなと思いきや、まったくそんなことはなく、しっかり文旦の香りが楽しめるピールになりました。