BlackBerry を振り返る《Bold 9000 〜 Priv まで》
BlackBerry 社がスマートフォンの製造から撤退する (今後はODMにて調達) ということで、我が家にやってきた BlackBerry たちを振り返ってみることにしました。
これまで購入した BlackBerry は Bold 9000, 9700, 9780, 9900, Curve 9300, 9360, Torch 9800, Z10, Q10, Q5, Passport, Classic, Priv の13機種です。
BlackBerry の機種は豊富で、これらが全てではありません。
持っていない機種もいくつかありますので、あしからず。
BlackBerry Bold 9000
BlackBerry Bold 9000 は、2008年にドコモから BlackBerry Bold として発売されました。
家族が持っていたのをちょっと見せてもらいましたけど、当時はどこがいいのかさっぱりわかりませんでした。
BlackBerry の良さは、実際にPCメールのプッシュやキーボード入力の快適さ、ショートカットキーの便利さを体感しないとわからない…と後に知ることになるわけですが…。
見た目のインパクトはすごくて、トラックボールが印象的でした。
BlackBerry Bold 9700
Bold 9000 の後継機がこちらの Bold 9700 です。
(子供に高級おもちゃとして与えた結果、ロゴあたりをかじられ、このような姿に…)
トラックボールが廃止され、光学式トラックパットに変わりました。
本体サイズもややスリムになってコンパクトになっています。
BlackBerry Curve 9300
Curve 9300 は、ローエンドとして発売されたモデルです。
(子供に高級おもちゃとして与えた結果、以下略)
メールと電話ができれば充分、という場合に最適のモデルでした。
キーボードの形が Bold シリーズとは違いますが、打ち心地は良いです。
BlackBerry Torch 9800
私が本格的に BlackBerry を持ちはじめのは、この BlackBerry Torch 9800 から。
スライドQWERTYキーボードとタッチパネルが搭載されたモデルで、OS も当時最新の BalcBerry OS 6 が採用されていました。
当時使っていた Xperia (SO-01B) から乗り換えるような形で使い始めました。
BlackBerry Torch 9800 を使い始めました《紹介編》
BlackBerry Bold 9780
Bold 9700 の後継機種ですが、何が違うのかわからないくらいそっくりです。
メモリやカメラなどのスペックが向上しています。
ちなみに Bold 9700 と 9780 はベゼルの色で見分けられ、9700 はシルバー、9780 はブラックです。
Torch から乗り換えたのがこの機種。
キーボードが柔らかくてとても打ちやすい機種でした。
BlackBerry Torch 9800 から Bold 9780 へ移行する手順《まとめ》
BlackBerry Bold 9900
Bold シリーズの最後がこちらの Bold 9900 です。CMなんかも流れましたね。
ドコモからの発売が待てずに、最初は海外ショップから購入しました。
BlackBerry Bold 9900 を購入しました《開封まで》
タッチパネル搭載ですが、トラックパッドも通話キーなども健在で、とても使いやすい機種でした。
ドコモから発売された当初はカラーバリエーションが黒しかなかった(買いましたけど)ので、勢いで白に換装したりしましたね。
BlackBerry Bold 9900 を外装交換でホワイトにしてみた
換装したらキーボードの打ち心地が悪くなったので、約5ヶ月後に発売された純正のホワイトを買い直しましたのもいい思い出。純正最高。
docomo版 BlackBerry Bold 9900 ホワイトを買いなおした《開封まで》
そんなわけで、我が家には Bold 9900 は3台あります。
BlackBerry Curve 9360
BlackBerry の中で一番可愛い…と思っているのが、Curve 9360 (ホワイト)です。
BlackBerry Curve 9360 ホワイトを購入しました《開封まで》
Curve シリーズは、Bold シリーズと違ったキーボードの形が採用されていましたが、これもまた打ちやすかったです (指が細い人向けかもしれない)。
当時はメールや通話しか使わなかったので、この軽くてコンパクトな 9360 はかなり気に入っていました。
BlackBerry Z10
静電式のフルタッチ端末が登場したのが、Z10です。
BlackBerry Z10 ホワイト を買いました《開封まで》
届いて2日目、OSアップデート中に文鎮化したのもいい思い出です (焦りながらなんとか復活しましたけど)。
BlackBerry Z10 がさっそく文鎮化しました《OSの再インストールで復旧》
その後、別モデルのブラック(LTE対応)もゲットしました。
BlackBerry OS 10 が搭載され、OS 7 以前の機種は BIS が必須でしたが、OS 10 から不要となるのでキャリアに縛られない回線契約ができるようになったのも大きな魅力です。(日本にいる BlackBerry ユーザーは BIS 契約のためドコモから出て行くことができませんでした)
また、このバージョンから Android アプリが動くようになりました (一部動作しないものもあり)。
この Z10 が発売された最初の段階では日本語入力が未搭載でしたが、10.2以降は日本語入力がサポートされるようになりました。
BlackBerry Z10 と Q10 で日本語入力ができるようになったので、動画に撮ってみました (OS 10.2.1.1055)
BlackBerry Q10
キーボードが搭載された BlackBerry 10 端末です。
トラックパッドや通話キーなどがなくなってしまったのが、非常に残念に感じました。
また、発売当初は BlackBerry 10.2 が搭載されており、そのためキーを使ってアプリケーションショートカットする方法がなくなり、コマンド入力する方法に変わってしまったのにも戸惑いました。
BlackBerry Q10 でキーボードはどう変わった?ホームスクリーンからのショートカット活用法など
BlackBerry OS 10.3.1 にアップデートすれば、ショートカットキーは復活します。
(これ試す前に Classic を手に入れてしまったので、未検証ですが…)
BlackBerry Q5
お値段がお安くなっていたので、勢いに乗って…?という曖昧な購買意欲のもとに買ってしまった BlackBerry Q5。
BlackBerry Q5 を勢いで買ってしまった 《開封まで》
おそらく Curve のような位置付けなので、スペックは低めです。
通話やメールなどのライトな使い方ならこれで十分ですが、カメラの画質はいまいちなので写真好きな方はご注意を。
こちらもトラックパッドやボタンが取り除かれているので、利便性に不満が残ります。
BlackBerry Passport
名前の通り、パスポートサイズの BlackBerry です。
BlackBerry Passport を購入、サイズ比較やキーボード周りをチェックしてみた
キーボードでスワイプ操作できるのは面白かったですね。
これまでの BlackBerry とは少し違ったところが多いので、使うまでに慣れが必要かもしれませんが、見た目はクールでかっこいいです。
BlackBerry Classic
Classic は通話などのボタン類とトラックパッドが復活して、手元にやってきたときは最高でしたね。
ちょっと大きな Bold 9900 のような感覚で使えるのが、多くのユーザーの満足度を高めたようにも思います。
当然、白も買うわけですよ。
BlackBerry OS 10.3.1 がインストールされているので、キーボードショートカットは健在です。
BlackBerry のキーボードはテキスト入力だけじゃなく、ショートカットにもすごく良い仕事をしてくれるので、この機能が復活してくれて本当に良かったです。
BlackBerry Classic を購入、トラックパッドとキーボードショートカットをチェックしてみた
通話・終話キーやメニューキーも本当に便利。
やっぱり BlackBerry のキーボードつきタイプはこうでないといけない。と、強く感じたものです。
BlackBerry Priv
BlackBerry 社が最後に出した Android OS 搭載のスライドキーボード付き端末です。
最後の最後で落としてしまい、画面が割れてしまいました。初クラッシュが BlackBerry Priv だなんて…。
キーボードは通話キーなどが省かれたパターンのやつ。
Android は独自カスタムされていますが、特に使い方に困ることはありません。
キーボードショートカットもできるので安心しました。
BlackBerry PRIV を購入した《開封~感想まで》
日本語入力は最近サポートされましたが、現時点ではスペースキーを押しても変換候補が表示されないのが唯一の不満点です (ソフトウェアアップデートで改善されるといいのですが…)。
さいごに
BlackBerry 社からスマートフォンの製造が行われなくなると聞いて、少し寂しい気持ちになり、つい手持ちの BlackBerry を振り返ってしまいました。
これからも ODM として BlackBerry デバイスの製造は予定されていますし、その中にはもちろんキーボード付きの機種(Mercury)も含まれていますが、日本での発売は期待できないかな…。技適さえ、通ってくれれば…。
個人的には BlackBerry に足りないものはスペックだと考えているので、ハイスペックな BlackBerry (キーボード付き) が登場するまでは見守っていこうかなと思います (どうやら Mercury は現時点ではミドルレンジだという噂…)。