スタンディングデスクを5年使い、電動昇降デスクでさらに快適になった話
先日やっと UpLift Desk 900 の記事を書き終えたので、実際にスタンディングデスクを使ってみた感想なども書いてみました。
スタンディングデスクとは
立ったまま使う机のことをスタンディングデスクといいます。
長時間机に向かって座り続けるより、立って作業を行うほうが健康へのメリットが高いとしてスタンディングデスクが採用されているオフィスもあるそうです。
最近ではスタンディングデスクに関連する記事も散見しますので、興味を持っている人もいるんじゃないでしょうか。
なぜ、スタンディングデスクを選んだのか
私がスタンディングデスクにした理由は、「運動不足」と「居眠り防止」、それと「机の高さが体にあっていない」でした。
ずっと座りっぱなしだと腰も痛くなるし、姿勢も悪くなってしまいます。
座り仕事だからといい椅子を買っても、気付いたら心地よくて眠ってる…なんていうこともしばしば。
また身長が標準より小柄なため、通常の机の高さだと椅子に座った時に足の裏が地面につかないのが悩みで、自分の体にあった高さの机が欲しいと思っていました。
最初の3年は、自作の固定式スタンディングデスク
スタンディングデスクに変えたのは5年ほど前ですが、当時はパソコン用の机の足の下にブロックと木材を置いて持ち上げる方法を使って高くしていました。
当時のまともな写真がないのですが、机の足だけ撮ってました。ピンボケですけど…。
ちなみに、当時の机はキーボードスライダー付きのシンプルな作りのものです。
スタンディングデスクに変えてわかったこと
最初の一週間がきついらしい、と聞いていたスタンディングデスク。
確かにはじめの数日間は立つのがつらかったですが、徐々に慣れて一ヶ月くらいで落ち着いたように思います。
運動不足はちょっとだけマシになる
「運動不足だから」というのがスタンディングデスクを選んだ理由の一つでしたが、これについては少しだけ解消しました。
じっと立っているだけなので、体重が減ったとかいうラッキーなことはありませんが、机から離れた本棚へ向かったりする時の動作がスムーズになって、椅子に座っている時よりもよく動くようになりました。
椅子に座っていると、どうしても立つのが面倒になってくるんですよね…。
居眠り防止になる
「居眠り防止」には、かなり効果的でした。
眠くなってきても、軽く体を動かしてまた机に向かえば持ち直せます。
慣れてくると、立ったままでもうつらうつらすることはできますけど、椅子に座っているときよりは居眠りしてません (うつらうつらはする)。
自分にあった机の高さは快適
いつも机の高さに合わせて椅子の座面を高くしていたのですが、そうすると足が床につかず、自分の体にあってないなと心の片隅でちょっとしたストレスになっていました。
スタンディングデスクにすることで、机が自分の身長にあった高さで使えて快適になりました。足が地に付いているのっていいな…。
固定式のスタンディングデスクで不満に思ったこと
椅子が使えない
書き物や、本を読むなど、椅子に座ったほうがよいときもあります。
座り作業用にカウンターチェアを導入したんですが、座り心地がいまいちでオフィスチェアのような安定感が得られませんでした。
せっかくなら、座り作業は快適なオフィスチェアを使いたい。
また、長時間立ちっぱなしも体に良くありません。
机の上に置いたものが高くなる・掃除しづらい
当然なんですけど、高い位置に置いたものが手に取りづらい。特にディスプレイの背面なんかがメンテナンスしづらくなります。
ケーブルの抜き差しや、ディスプレイ環境を変えたいときには高すぎる机が負担に感じることもしばしばありました。
掃除もしづらいです。
電動昇降式デスクにして良かったこと
スタンディングデスクのデメリットをなくそうと、あれこれ探して見つけたのが電動昇降デスクの UpLift Desk 900 でした。
詳しくは以下の記事もご覧ください。
立ったり、座ったりが簡単にできる
立つスタイルからはじめ、疲れたら椅子に座り、集中力が切れそうになったら再び立つ。という感じの作業スタイルです。
机の上に重たいものを乗せていてもボタンひとつで軽々と昇降するのでストレスなし。
電動昇降式デスクは高さをメモリー保存できるものがほとんど (UpLift Desk は4段階まで記憶可能) なので、好きなときに高さ変更できるのはすばらしいです。
いつものオフィスチェアが使える
座り作業のとき、以前つかっていたお気に入りのオフィスチェアが活用できるようになりました。椅子での作業もはかどります。
机の上がメンテナンスしやすくなった
ディスプレイ裏のメンテナンス、パソコン環境を変えた時の配線、掃除…、机を低くすればストレスなく作業できます。
おすすめの昇降デスク
スタンディングデスクは固定式の場合であれば割と国内でも安価に購入できます。
電動昇降デスクは本体価格ももちろん、送料が高いので少し高価になります。それでも、長くスタンディングデスクを使っていくならぜひ、電動昇降式をおすすめします。
《その1》UpLift Desk(アップリフト デスク)
輸入購入に抵抗がなく、組み立てでも構わないなら「UpLift Desk」をおすすめします。天板サイズからキーボードトレイまでオプションが豊富です。
フレームのみの輸入も可能です(天板は適当に用意する必要アリですが、安上がりです)。
Height Adjustable Standing Desk | UPLIFT Desk
《その2》Swift(スイフト)
国内で購入するなら、オプションの豊富さからもオカムラ製作所の「Swift」がおすすめです。デザインもすっきりしててオシャレ。オプションも豊富です。
Swift 上下昇降デスク [スイフト]|オカムラ
《その3》BEKANT(ベカント)
IKEA が国内でも電動昇降デスク「BEKANT ベカント」の取り扱いをはじめました。安いので、オプションがいらないならおすすめ。
IKEA - BEKANT ベカント
《番外編》WorkFit-D
手動昇降式でも良いなら、エルゴトロンの「WorkFit-D」がおすすめ。オプションが豊富で、キーボードトレイもあります。(耐荷重が30kgなので、大きなモニターを使っている場合は注意が必要です)
エルゴトロン
あれこれ書いてみましたが、結論としては 「電動昇降デスクは最高」 です。
スタンディングデスクが気になったら、まずは自作で固定式を試してみてください。でも、最後には昇降デスクを試してほしいな。