USBケーブルチェッカー3 を買ったので、ケーブルとかポートを調べてみた話
以前購入した「USBケーブルチェッカー2」の後継品となる「USBケーブルチェッカー3」 をKickstarter 経由にて入手しました。
USBケーブルチェッカー2の機能を引き継ぎつつ、
- 前作より大型化した液晶ディスプレイで情報を表示できるようになった
- ケーブルのE-Maker情報を取得・表示できるようになった
- 新たな機能として、USBポート側のチェックができるようになった
などの改良や機能追加がされています。

すでに一般販売は始まっていて、現在はオンラインショップなどで購入できます。
(※現在は予約注文になっているようです、品薄状態なのかな…?)
AmazonBitTradeOne USB4対応 USB Cable Checker3 公式サイトUSBCableChecker3|ビット・トレード・ワン公式オンラインショップ
USBケーブルチェッカー3の開封・見た目
こちらがUSBケーブルチェッカー3の本体。
USBポートはAサイドにType-A、Type-Cがひとつずつ。BサイドにType-C、micro-Bがひとつずつあります。(※miniはありません)
上部にある電源ボタンを長押しすることで電源をオンオフできます。
また、右側面には操作ボタンがひとつあります。このボタンがカーソルやページ送りの役割を果たしてくれます。
※3分間操作がない場合は自動で電源が切れます。
チェッカーは単4乾電池2本で動作します。電池は本体裏にセットします。
(※電池は付属していないため別途用意する必要があります)
動画: 実際に起動している様子
めちゃくちゃ短いですが、動画を撮ってみたので参考にどうぞ。本体のサイズ感や厚みなどがお分かりいただけると思います。
なんとなくシリアルナンバーはマスキングテープで隠してます。
USBケーブルをチェックしてみた
自宅にあるケーブルもまた少しずつ増えてきたので、チェックしながら廃棄するものを選別したいと思います。
廃棄の基準としては、以前と同じように 抵抗値が高い ものや、USB規格外 のものを対象にします。
問題のないケーブル
問題ない場合は、抵抗値の背景が緑で表示されます。
廃棄対象になるケーブル
例えば以下のようなもの。これは抵抗値が高すぎて、数値の背景が赤になっています。
手持ちのケーブルに規格外のものはありませんでしたが、抵抗値が高すぎて廃棄したケーブルは10本くらい。どれも古いケーブルだったので、経年劣化かな。
ついでに今回は調べたケーブルの種類とか長さなんかをテプラに印字して、ケーブル本体にタグとして貼り付けました。
ラベリングしておかないと忘れちゃいますからね…。
USBポートをチェックしてみた
USBケーブルチェッカー3から搭載された機能である「ポートチェック」も併せて試してみました。
Ankerのバッテリー付き充電器
こちらはちょいと古めの充電器なので、Quick Chargeなどは非対応。
出力側にType-Aが2口、入力側(バッテリー充電用)にmicroUSBが1口ある仕様です。
結果は写真のとおり、ポートの電力供給量などが判明します。問題なさそう。
よくわからない充電器
こちらは、いつの間にか家にあった出所不明の充電器です。
よく見て気づいたんですけど、この MOTPUT ってなんだ…?(多分OUTPUTのことだと思うけど、すでに不安)
見えにくいと思いますが、それぞれコネクタ差込口のところに「50W Max」と「200W Max」って書いてあります。
結果はこちら。Max Outputが24.9W…???200Wはいずこ。
やっぱ良く分からないやつはだめですね。
いちおうPDO(Power Data Object)の情報は取得できていますが、ぜんぜん理解できてなくて解説できないので写真載せるだけにしておきます…。
電気ってムズカシー。
パソコンやスマートフォンのポートチェックもできる
完全にあやしい充電器に意識を持っていかれそうになりましたが、ポートチェックはスマートフォンやパソコンにも使えますよ。
まとめ
USBケーブルは認証済みのものを選ぼう
USBケーブルをチェックするにあたって、改めてUSBの規格や種類について調べたのですが、様々な種類が混在していて、かなり勉強になりました。(完全に理解できたわけではないですが…)
いろいろ調べて分かったのは、どれだけ詳しい人でもケーブルの見た目だけで良し悪しの判断はできないということ。
一般にUSBケーブルを選ぶ基準って、「差込口が合って充電できればなんでもいい」になりがちですが、適当に選んだ結果、気づかずに規格外のものを使って機器をだめにすることも多々あります。
では、どうすればよいか。
簡単です。USBケーブルを買うときは 「USB-IF1認証」を受けている製品 を購入しましょう。
細かいことはさておき、認証済みケーブルは規格の基準を満たした製品なので、トラブルが起きる可能性は少ないです。
充電器を選ぶのはもっと難しいけど…
最近は電子機器類の発火事故もよく耳にしますよね。
さきほど述べたように、USBケーブルは「USB-IF」認証という指標がありますが、USB充電器やバッテリーチャージャーはラベル表示を見てもその製品が正しいものなのか判断がつきにくいものです。
適当なものを選ばない、というのは大前提ですが、ある程度信頼のできるメーカーが提供するものを購入するのが無難でしょう。
ちなみに、スマートフォンの付属品だからと言って安心してはいけません。一見安全そうに思える付属品にも規格外のものが紛れ込んでいたりします。
わからない、で済ませないことの大切さ
ウーン。電子機器は好きだけど、安全に使うとなるともっと別の知識が必要になりますね~。
前回のUSBケーブルチェッカー2のときは深く考えなかったのですが、今回軽い気持ちでUSBの規格を調べ始めたら深みにはまってしまい、やたらと考え込んでしまいました。
ちょっと調べただけじゃあまり頭に入ってこない内容が多くて、いろいろ見たり・読んだりしているうちに「大した知識もないのにUSBチェッカーを手にしたのが間違いだったかも…?」なんて思ってしまったり…。
とはいえ、USBケーブルやACアダプターなんてのは機器の付属品として入手するパターンもありますし、見た目だけでは正体がわからないものだからこそ、無関心にならずにチェッカーを使って判断するのは良いことだなと感じました。
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