フルフラットな 2in1デバイス YOGA Book (Android 版)を購入《開封まで》
予約から待ちに待った一ヶ月後。レノボから YOGA Book が先日ようやく届いたので、開封の儀とかちょこっとレビューをしてみました。
YOGA Book は、Lenovo から発売された 2in1タブレット端末です。 キーボード側はフルフラットで入力がタッチ式になっており、さらにリアルペンを使って手書き入力することもできます。
SIMが使える大きいタブレット端末を新調しようと思っていたところ、こんな変わった端末を見せられてしまったので、ついポチッとしてしまいました。
OS は Windows10 と Android から選べますが、私は Android の LTE 搭載モデルを選びました。(Android 版はオンラインでのみ販売です)
開封
外箱はしっかりしていて、一見すると本のようなデザインです。
箱を開けると、まずは YOGA Book 本体と付属品である USB ケーブルと AC アダプタの入った箱が見えます。
microUSB ケーブル、ACアダプターは充電用です。
本体の下には、BOOK Pad が入った箱。
BOOK Pad は用紙やノートなどがずれないように挟み込むクリップボードのことです。
裏面には磁石が入っており、クリエイトパッド (キーボード側のエリア) に装着して使います。
次に説明書とカードスロット取り出しツール、リアルペンが入った箱が収められていました。
カードスロット取り出しツールは、microSD や nanoSIM を入れるためのトレイを開けるためのものです。
リアルペンは、ペン先を替えることで実際にインクが出るペンになります。替え芯は3本ついています。
YOGA Book本体を含めて、箱に同梱されているものはこれだけです。
BOOK Pad について
BOOK Pad にはあらかじめ付属のノートが挟まれていますが、市販のノートを挟んで使っても構いません。
クリップ部分は磁石になっていて、2穴パンチであけた紙 (またはノート) を留められるようになっています。
なお、クリエイトパッドに置いた用紙にインク芯に付け替えたリアルペンで書き込むと、同じ内容がタブレット画面に入力されるという機能もあります。 (この機能には BOOK Pad および付属のノートは必須ではありません)
YOGA Book 本体を見る
YOGA Book 本体のカラーは、ガンメタルグレーです。
他色販売も予定されており、シャンパンゴールド、カーボンブラックが用意されるはずですが、現在のところ提供時期が未定です。
本体キーボード側に microUSB (2.0) と カードスロット、microHDMI 出力ポートが付いています。
カードスロットは、付属の取り出しツールを使って出すことができます。
今回は LTE も搭載しているモデルなので、nanoSIM を入れるためのスロットも用意されています。
反対側には電源ボタン、ボリュームキー、マイクロフォン/ヘッドフォン ジャックがあります。
ヒンジ部分は変わったデザインで、少し動きが硬いです。
ディスプレイとキーボードを180度に開いても、どちらかが浮き上がることなく、しっかり固定されます。
キーボードは “ハロ (Halo) キーボード” と呼ばれ、使用時には全面フラットなクリエイトパッドにキートップが表示されます。

カメラ横のペンマークを長押しするとキートップの表示が消え、リアルペンを使って書き込みができるようになります。

OS | Android 6.0 |
---|---|
CPU | インテル Atom x5-Z8550 プロセッサー 4コア (1.44GHz) |
メモリ (内部ストレージ) | 64GB |
ディスプレイ | 10.1型ワイド 1920×1200 (microHDMI 出力時 1920×1080) マルチタッチ対応(10点) |
入力機能 | リアルペン(ERM芯 / インク芯)対応、ハロキーボード |
インターフェース | microUSB 2.0, microHDMI 出力, マイクロフォン/ヘッドフォン・コンボ・ジャック |
スロット | microSD カード, nanoSIM カード(LTE対応モデルのみ) |
サイズ / 重さ | 約256.6mm x 170.8mm x 9.6mm 約690g |
ネットワーク | (LTE) FDD 1, 3, 5, 8, 9, 18, 19 (LTE) TDD 35 (HSPA+) 1, 3, 5, 6, 8, 9, 19 |
薄さのサイズ比較
ディスプレイを閉じた状態で、Xperia XA Ultra と薄さを比較してみました。
Xperia XA Ultra が 8.4mm、YOGA Book は 9.6mm なので、Xperia XA Ultra の方がわずかに薄いのですが、キーボードを備えてもこれだけ薄いのはすごいですね。
実際に使ってみた感想
ペンの書き心地は、クリエイトパッドの表面がしっとりした感触なので、ペン先が不用意に滑らずにしっかり書けます。
付属のソフトウェアで試し書きをしたところ、太いペン先の時は描画速度に若干の遅れを感じました。
気になるタイピングですが、キーボードが全面フラットであるため、ホームポジションの確保が難しいことがしばしばあります。
ホームポジションが動かないタイピングをしていれば問題ないかもしれませんが、手元を全く見ずにタイプするにはかなり慣れが必要だと感じました。
短い文章ならストレスは感じませんが、長文になってくるとタイプミスが目立ってきます (私の技量の問題もあるとは思いますが…)。
たまにしかタイピングを使わない、手書き入力もほどほど、よく持ち歩く…という使い方なら、薄くて軽量な YOGA Book はちょうどいいかもしれません。
現在は残念ながら注文ができない状態ですが、公式サイトから最新情報を受け取れるようになっていますので、興味のある方は Lenovo のサイトからメール登録をどうぞ。
[追記-2016.12.02]
販売再開したようです。
YOGA BOOK | 快適にクリエーションできる2 in 1タブレット| レノボジャパン